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​雄踏の家

​計画地 : 静岡県 浜松市

用 途 : 住宅

構 造 : 木造(在来軸組工法)

階 数 : 2階建て

​延べ面積 : 128.73㎡(38.83坪)

Site : Hamamatsu-shi , Shizuoka-ken

Building use : housing

Structure : wooden construction

Storeys : two-f

Total floor area : 128.73

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photo by Kajiwara

Concept ~軸

Location

計画地は少し高台にある異形敷地。

敷地環境は2面の道路に面し、北側の通りは桜の木が立ち並び、季節によって色を変える森林となっている。南側は高台からの景色が楽しめる良好な環境である。

 

Request

・子供部屋を可変可能にしたい

・南側の眺望を生かしてほしい

・水廻りの利便性(動線)を良くしてほしい

 

Planning

良好な環境を住空間に取り込む計画。そして、クライアントの家族にとって重要な空間とは何かを考え、それを「機能的な空間・娯楽の空間・余白の空間」とした。

「機能的な空間=可変可能な空間・機能的な動線」「娯楽の空間=遊びのある空間」「余白の空間=機能を与えない自由な空間」。

階数は2階建て。1階を主寝室、子供部屋、客間、土間空間とし、主寝室と子供部屋は建具の配置を変えることで「可変可能な空間」とした。また、1階には約12㎡(約7.5帖)の土間を計画している。ここには特別な機能を持たせず、自由な空間とし「余白」を与えている。この余白は、クライアントのこれからの生活によって新しく機能を与えられ、生活様式の変化からその機能は更新される。2階にリビング、ダイニング、キッチン、浴室、洗面室、乾燥室、南側デッキテラスを計画し、水廻り動線の集約を行い、南側デッキと繋げることで「機能的な動線」とした。このデッキテラスはリビングダイニングに隣接して配置し、リビングダイニングと一体的に利用できる計画としている。そして、2階のリビングダイニングには南側の眺望と、北側の桜並木を眺望できる窓を与え、桜並木や風景を観賞できる娯楽空間としている。2階にリビングダイニングを計画した理由がここにある。

これらの要素を実現するには、四角形の建物ではなく、敷地に沿った多面体とすることで、より充実した平面計画が可能となった。中心に上下移動の軸となる階段を配置し、その「軸」を中心に諸室の機能空間を配置。そして、その機能空間から外部へと繋がる計画としている。

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